11月例会報告 【報告テーマ】2度の事業承継とこれから

佐世保支部11月例会座長報告

佐世保支部 村山隆之

報告者:綿川淳子会員&綿川洋会員

【報告テーマ】2度の事業承継とこれから

【ディスカッションテーマ】誰に、いつ、どのような方法で事業承継を考えていますか?またはされましたか?

 

今回の報告は、入会歴22年となる私も今まで記憶にない親子会員による報告でした。

まず初めに、母である綿川淳子会員からの報告です。義母が創業した美容室の歴史が語られました。その中で1度目の事業承継の経緯が話されました。

創業された義母が51歳で亡くなり、淳子会員の夫であり洋会員の父である徹氏が24歳の若さで社長に就任し事業承継となりました。

次に、淳子会員に代わり洋会員の報告です。小さい頃より父母の働く姿を見て、自分も将来は美容室で働くと決めていました。

高校卒業後、高額の受講料を払い美容師の免許を取るか、働きながら通信制で免許を取るかの選択を迫られましたが、勿論、洋会員は後者を選びました。

しかし、世の中は甘くなく、勤めていた美容室の給与遅滞等があり免許取得の出来ていない状態で勤めていた美容室を辞めてしました。

そこからが地獄の日々でした。美容師免許が無い身のため、なかなか美容室の仕事に就けず、その日暮らしの生活を余儀なくされました。

様々なアルバイトをしながら1日500円で過ごすような厳しい生活が続きました。

そのような中、芸能界にも興味を持ち、芸能事務所である株式会社渡辺プロダクション(通称:ナベプロ)にも所属しました。

その後、実家に戻り家業を手伝いながら免許の取得を行いました。しかし、洋会員は、都会での仕事が諦められず、心は都会に向いていました。

その気持ちを察した父徹氏が洋会員に家業の仕事の継続を勧めると、「会社を全て任せてくれるならヤル。」との返事でした。

その会話を期に、父徹氏は、息子である洋会員に会社経営権を譲りました。その時の洋会員の年齢が24歳、奇しくも父徹氏が母から事業承継した時と同じ年齢でした。

現在、洋会員は同友会での学びをもとに、社員が継続して働ける働きやすい職場づくりに挑戦しています。

今までの美容業界の慣習に逆らい新しい美容業を求め、日々奮闘しています。祖母から父母、そして子供へと三代にわたる事業承継のすばらしい報告でした。