佐世保支部 8月例会報告

日 時:8月28日(金)18:30~21:00

会 場:まちなかコミュニティセンター

テーマ:老舗サウナの変遷と今後の展望、観光客増に向けた妄想話

報告者:(株)足立興商 代表取締役 足立 琢哉会員

出席者数:46名(会員35名、ゲスト7名、他支部4名)

(株)足立興商は、創業44年の佐世保では老舗のサウナ「サウナサン」を経営されています。佐世保市街地、夜店街近くの好立地にあるサウナ・カプセルホテルです。
足立さんは専門学校卒業後、郵便局に勤務されていました。保険のトップセールスとなり頑張っておられましたが、お父様の体調の心配もあり、退職後に家業である(株)足立興商に入社されました。
2019年に同友会に入会され、翌年2020年にはコロナ禍に見舞われました。そのような最中の2021年に先代の父から事業を承継されました。それまでの父親と姉との家族経営から、一気に自分1人の肩にすべてを抱える状況になりました。
早速ご自身の経営スタイルに一新していこうと意欲に燃えた時を狙ったかのように、災難が降りかかります。出張中に会社から連絡があり、排水管が破裂し、館内は水浸しになるという大被害でした。これから多くの集客が見込まれる夏場の稼ぎ時でしたが、サウナサンは3ヵ月間の修繕工事による休業を余儀なくされ、足立さんは孤軍奮闘し、銀行へ、役所へと走り回られました。
足立さんの直面したハードルは建物や設備ばかりではありません。先代からの古参社員の教育に手を焼きながら、自ら寝る間もないほど現場に立ち、企画、営業、経営管理をしておられる状況です。
グループディスカッションでは、「攻める、育てる、守る、捨てる」のキーワードで「どうやってサウナサンの集客を増やすか」というテーマで皆さんに考えていただきました。「守るもの」と「変えるもの」をどう見極めるのか。そして、経営者一人で抱え込むのではなく、社員や仲間、地域の人たち、同業者をどう巻き込みながら会社の未来をつくっていくのか、業界をどう盛り上げていくのかということです。
本例会の報告とディスカッションを通して、私自身も「経営者は一人で頑張るのではなく、仲間とともに会社の未来をつくっていくものだ」と改めて感じました。
(文責 出端 徳昭)