9月例会報告
日時:9月25日(水) 19:00~21:00
会場:西の原833スタジオ
テーマ:西海みずきの持ち味、らしさとは
報告者:陣内 純英氏
西海みずき信用組合 理事長
今回の例会は、私自身も信用組合の理念や将来のビジネスモデル等について、考える良い機会となりました。報告を受けて大きく3つの事について学ばせていただきました。
1つ目は、私達の営業区域についてです。以前は県北地区のみでしたが、将来的には県内一円に広がるとのお話でした。限られた地域の中で、「顔の見える範囲」でしか取引できない信用組合にとって、絆の構築という点から考えると一番の利点と感じました。次に、融資のスピード化についてですが、「結論が早い」という事は、理事長始め、支店長、渉外係等が日頃から、その会社の技術力、成長性、経営者の人間性まで見て、財務状況を常に頭に入れているか?に尽きると考えます。3つ目は、私達の業界も今後、金融業のみならず、時代に応じた新しいビジネスモデルの構築が必要だということです。人口減少にマイナス金利、異業種の金融領域の参入等、かつてない逆風が吹いている状況にありますが、地域の皆様方と共に相互扶助の具体的な仕組みをつくり、地元に必要な地域金融機関となるよう、更に努力を続けて参る所存です。
また、金富良舎様については、現代美術家である松尾栄太郎さんを中心に波佐見発信の新しい文化をつくりだすことを目的とした事業を展開されており、まさに、折り鶴香製作については、当舎の理念そのものが、呼び起こした作品であると思います。今後も異業種の知恵を融合し、波佐見町を拠点に日本中が豊かになる、新しい素敵なビジネスが次々と生まれてくることを期待しております。
最後になりますが、当会の会合前に唱和する「会員の要望、相談にこたえられる会にしよう」、「団結してわれわれの企業を発展させよう」等のスローガンは、私達信用組合の理念とぴったりで、強い親近感を感じております。
当会では、様々なワークショップや講演、経営計画発表会等を通じて、会員同士で経営のノウハウを共有しビジネスマッチングも成立しています。まさに、私達が目指していることを先駆けて行われており、今後も良き手本とさせていただきます。本日、このような機会を与えて下さった同友会の皆様方に深く感謝すると共に例会、懇親会会場として使用させていただいた西の原833スタジオを運営する西海陶器(株)様、波佐見の農産物を使って美味しい手料理を振舞っていただいた波佐見グリーンクラフトツーリズム様、かわちおにぎり様に重ねて御礼を申し上げます。
文責 佐世保支部 横山 昌隆