10月例会報告

日時:10月22日(金)19:00~21:00
会場:アルカスSASEBO・Web
テーマ:将来の夢、造園業
報告者:(株)庭建 取締役 田雑 裕一会員
出席者数:54 名(会員43 名(うちWeb 8 名)、ゲスト6名、他支部4名、事務局1名)

田雑さんは7月15日に開催された「県下一斉仲間づくりの日」に参加し、入会されました。今回入会僅か3ヵ月という異例のスピード報告です。現社長であるお父様が造園会社を26 歳で起業。お母様のご実家も造園業の家系であり、田雑さん自ら「造園業のサラブレッドである」と豪語。物心ついたころから自分は造園業を生業とすると思っていたとのことでした。中学生の頃には父の会社の現場に出て、石や土の運搬作業を手伝い、多くの現場を経験してきました。大学は農大に進学され、学問として造園学、ランドスケープ計画、設計を学び、東京で二年間現場修業した後、現会社へ入社。佐世保本社への配属ではなく、福岡支社開設を命ぜられるも、5年間で売上目標をクリアし、本社へ就任。いくつもの壁を乗り越えて現在の姿があります。

大学へ進学するころから、「造園を介して地域貢献をする」という思いを胸に抱いてきました。佐世保本社に就任してみて、果たしてそれができているのか?と疑問を持ち、新たにPFI 事業に着手しようと決心。ここから新たな造園事業へ飛び込みました。会社としても新たな分野へ着手するわけですが、社長から「お前に任せるからやってみろ」と背中を押され、一歩踏み出したのです。

そもそも佐世保は他所から様々な人が寄り集まってできた「街」です。公園から何かを起こす、人が集まり、そこで新たなイノベーションが起きる。公園から、そして佐世保から世界へ向けて大きなうねりを発生させ、全世界へ広めていく。「地域創勢」、創生は「生」でなく、「成」でもなく「勢い」です。まだ若い経営者は大きな「夢」をもって更にずっと先を見つめています。ディスカッションテーマは「あなたが夢見る地域創勢とは?」でした。参加者全員、情熱的な話に触発され、熱いディスカッションとなりました。

田雑さんは、私が出会った日にその熱い人間性に惹かれ、是非同友会に入会をと声を掛けました。このような出会いは誰しも周りを見るとあると思います。誰しも同友会の場を必要とされている経営者は周りにおられると思います。お声掛けして入会いただくのは、その方のためであり、我々皆のためであり、それは延いては地域のためであります。一人ひとり周りを見て、お声掛けをお願いしますと締めくくりました。

文責 出端 徳昭