平27年_佐世保支部7月例会報告

日時 平成27年7月17日(金) 18:30~

会場 市民会館会議室

テーマ 「人生の大海原。失敗も成功もまた楽し。笑顔で感謝の気持ちが福を呼ぶ」

~目の前に現れた救世主。同友会はパワーの源と羅針盤だ~

報告者 諫早支部 杉本 誠二郎さん スギセイフーズ(有)

今期、佐世保支部は、「同友会を知ろう」をスローガンに例会運営を行っています。そこで、今回は、県の仲間づくり委員長である杉本誠二郎さんに、報告をしていただきました。

すでに各地で報告をされている杉本委員長。杉本さんとは、数年前佐世保で開催された「同友会を知る会」で初めて出逢いました。その頃からいつも笑顔で気さくで元気のいい人だなと言う印象を持っていました。今回、杉本さんの話をきいて、実は大変な苦労をされていた事、その時に支えてくれた人たちの言葉に今の笑顔がある事を知りました。

今回座長は、諫早支部の村山和幸さんでした。佐世保支部では例会の最後に座長の総評があります。その総評がたいへんよかったので、以下採用させていただきます。

『杉本さんが行った中国への起業失敗。今の杉本さんからは想像すらできませんが、今から9年前のことです。失意の中、再開した得意先回り。しかし夢も希望も見えない中で、目の前の利益だけを追い続ける姿に、以前の明るい杉本さんはありませんでした。そんな時、取引先の社長さんから言われた一言。「毎日千回、ありがとうを言いなさい。」この言葉に秘められた思いは何だったのでしょうか?私はこの話を聞いた時、良く企業の社員教育に使われる「天秤のうた」という映画を思い出しました。この映画を鑑賞した方も多いと思います。この映画の内容は割愛しますが、その映画と同じで商売の原点は何かということです。人や物事への感謝する気持ちがなければ・・・。いや、商品すべては、いつでも相手に伝わりません。物を売るのではなく、想いを売る。ということだということをこの社長さんは伝えたかったのではないでしょうか? 皆さんはどう思われたでしょうか? 皆様にも人生の転機となった出来事や会社を経営する上で大事にしている座右の銘、こだわりや方針等があると思います。それはそれぞれ違うと思いますが、皆さんの商売の基本は案外そう違わないのではないでしょうか?

杉本さんは同友会入会後、中国の失敗を振り返り、失敗は運が悪かったのではなく、必然だったという事を学びました。それは突き詰めていけば、経営理念や経営指針の必要性に行きつくことになりますが、それだけではありません。もし、杉本さんが中国へ行く前に的確なアドバイスをする人や経営について何でも相談のとれる環境があったならば、杉本さんの過去は変わっていたのかもしれません。今、そんな経営者同士、自社の悩みを分かち合える同友会の仲間を、杉本さんが先頭になって募集しております。昨年度、県の仲間づくり委員長を拝命し、2期目の今年。全力投球しております。持ち前の明るさとパワーで目標の会員数700名を目指して必死に頑張っております。どうぞみなさんも経営者同士悩みを相談できる同友会仲間を杉本さんと一緒に増やしましょう。』

杉本さん、村山さんお二人のご尽力に感謝するとともに「ありがとう」と最後を締めくくりたいと思います。

 

文責:佐世保支部 永末 勝宏